真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

いまさら?という話題を書きます。

cinema は行

『炎のごとく』感想

ハードディスクから発掘しました。2001年7月! 15年も前だなんて……! いったいわたしは15年も何をしていたんでしょう。 =============================『炎のごとく』 加藤泰の美学大全開の作品。傑作です。キャストも贅沢で素晴らしい。幕末、ばくち打ちの…

『ブラック・スワン』

(豪快にネタバレしています) 『レスラー』を見たあと、友人たちと「あの粗い画質は何で撮影してるんだろうねー」と言いつつ確認しないでいたのが、『ブラック・スワン』も同様だったので気になって調べたら、主要な部分はスーパー16。けっこう盲点でした。…

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』で、怪しいイタリア人理髪師を演じていたサシャ・バロン・コーエンがとても良かったので、見逃していた『ボラット』をDVDで観ました。 カザフスタン国営テレビのリポーター・ボラッド(サシャ・バロン・コ…

『番格ロック』

ラピュタ阿佐ヶ谷で今週金曜まで上映中の『番格ロック』。6年近く前に書いた感想文がありますので、載せておきます。わたしはこの映画を観るたびに泣いてしまう。ほんとに良い映画なので、わたしももう一度劇場へ観にいきます。 『番格ロック』 <女同士の、…

『ブラッド』

ルーシー・リュー主演の吸血鬼映画です。ものすごい杜撰な脚本で目が覚める思いだった。ハリウッド映画の、クリスティ ーナ・リッチやニコール・キッドマンやサミュエル・L・ジャクソンなんかが出てくる映画で、主演一人が有名で、あとは知らない人ばかりが…

『ひと夏の秘密』

6/22発売のDVDです。原悦子主演。脚本:田中陽造、監督:武田一成というコンビの作品。本作も含め、武田一成の海や流浪をテーマにした映画には良作が多いです。ある夏の爽やかな海風と照りつける日差し、そして寝苦しくもどかしい夜の中、終わってしまった事…

『ハッピー フィート』

今更なんですが、これはわたしにはすごく気持ち悪い。音楽も好きじゃないセレクトということもあるし、子ども向けのオブラートに包んで、グロテスクなことをやってやろうという悪意が感じられて、でも子供向けの範疇から注意深く超えない微妙な匙加減がイヤ…

THE FETIST 熱い吐息

『THE FETIST 熱い吐息』をDVDで観ました。98年の佐藤寿保監督作品。脚本は井土紀州。 ゲイフィルムです。寿保監督は『仮面の誘惑』『狂った舞踏会』『狩人たちの触覚』など、いわゆる薔薇族映画を撮っていて、どれも傑作ばかり。「ピンクの60分程度の枠で撮…

『団鬼六 花嫁人形』

あまりに気になったので、2回目鑑賞。 SMの世界では、愛と快楽が引き裂かれたり溶解したり、嗜虐と情愛の境界線がわからなくなってしまうことがあるのは想像にかたくないのだけれど、この作品は、そんな恋愛に関して一番言ってはいけないことを、最後にヒロ…

『ホステル』CGによるお気軽な人体損壊描写について

劇場公開始まったのに、誰も言及してる人を見かけないけど大丈夫でしょうか。わたしはもちろん、流行に乗って夏頃に輸入盤で観ました。で、全然好きじゃなかった。 鮮血の美学主義なので、血とゲロが一緒になってるものは昔から好きではなく、『ガキ帝国』と…

ファイナル・デッドコースター

初日に観てたのに書くの忘れてました。 ファイナル・デスティネーションの3作目。2作目の『デッドコースター』が傑出している為、逆戻り感が否めないけれど、悪い作品ではなかったです。 とにかくこのシリーズは2作目が良すぎました。死のおはじきが、交…

ヒストリー・オブ・バイオレンス

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 クローネンバーグは不思議と地味になってきているよね。これはホントに静謐に、でもガン=カタかブルース・リー並の完璧な戦闘マシーン振りが描かれる。突き抜けてしまって、予め人間的機能の脆弱な部分は喪失した、人間…

秘密のかけら

最近劇場で観た映画。『秘密のかけら』 アトム・エゴヤン監督、ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース出演作品。ヒロインのアリソン・ローマンが子供っぽいチンクシャな顔した子なんだけど、ギラリとするアイメイクといつもノーブラな衣装がすごいエロい。 …

必殺女拳士

『必殺女拳士』の輸入DVDをダビングしてもらって観ました。志穂美悦子がけなげで必死。カワイイ。倉田保昭のサラサラヘアもステキです。 でも仲沢半次郎のカメラがブンブン振り回し系で酔いそう。これは悦っちゃんや倉田保昭のアクションに対して信頼が無い…

『バーニング』

最近観たビデオ。 『バーニング』見たこと無いと言ったら、知人からビデオいただきました。この日飲み会だったんだけど、ビデオをコンビニ袋に入れてたら、帰りがけにある女子がゲロを吐き始めてしまい、急遽ビデオを出してゲロ袋にしたため、帰りの電車は↑…

変身

カフカ原作のロシア映画『変身』も観たのです。スラヴ系の映画はブラックだったりシュールだったりしても、可愛げのあるアートで安心して観てられる(そして眠い)。この映画のギャグも相当調子が外れてて、笑えばいいのかなんなのかわからないのですけど。…

ビッグ・フィッシュ

面白かったですよ。なんだかティム・バートン・ミーツ・ビッグコミックオリジナルって感じで。ラストも別れの祝祭の晴れやかさにグスッと来た。原作知らないからなんとも言えないけど、事実もあるし嘘もある、そういう虚実が入り乱れて不可分にあることをす…

花と蛇(石井隆)

最近劇場で観た映画『花と蛇』、『アンテナ』、『イン・ザ・カット』。 『花と蛇』はキライ!なにこれ。数日経った今ではどーでもいい映画ですが、観てる間はすごくムカムカしてて、観終わって「なんじゃア、コレは?!」って叫びそうだった。 (以下後半、…

美女濡れ酒場

観た映画はDVDで『美女濡れ酒場』(監督、脚本:樫原辰郎)。ASIN:B0001FAHA2 評判通り良い作品でした。DVDは特典映像で、里見瑶子タン(メチャかわいい)の『エリンの食卓』や、山田広野さんの活弁マンガなんかも入ってて、スゴイお得感。 (ネタバレ…

ぼくは怖くない

名古屋はまだ始まってませんが、東京はテアトルタイムズスクエアで上映中。 小味の効いた作品っつうか。南イタリアの5軒しかない孤立した貧しい村が舞台。濃厚な青空と一面黄金色に輝く麦畑に囲まれながら、その美しさに惨く際立つように、子供同士の中で友…

フルタイム・キラー

『フルタイム・キラー』 http://www.fulltimekiller.net/ 観ました。わたしにとって「すごくハンサムなんだろうけれど、個人的にはまったくピンと来ない」二大俳優であるところの、アンディ・ラウと反町隆史主演。これがまた、超ヒドイよ。ジョニー・トゥだ…

バイオスパン/暗黒の実験

最近観たビデオは『バイオスパン/暗黒の実験』。地味で盛り上がりに欠ける映画だけど、雰囲気の出し方はうまいなーって思った。お誕生日会に集まった人々が夜の屋上から角笛を吹いて、街のしじまを抜けたその音に動物園の象がパオーンと答え愛を呼び交わす…